今月のテーマは「フランス伝統チーズ」です。


フランスチーズの歴史は長く、また他の国々とは比べものにならないほど多彩な種類のチーズが作られています。それはフランスの恵まれた地理的環境や風土気候によるものが大きく影響しています。北西側に大西洋、南は地中海に面していますし、スイスやドイツとの国境地域はアルプスやジュラ、ヴォ―ジュといった山脈が連なります。スペインとの国境にはピレネー山脈、中央部はマッシフセントラルと呼ばれる山岳地帯が連なります。また国内には4つの大河が流れ、その流域には広大な平野が広がっており、豊かな農業国を支えています。これらの変化にとんだ風土が多彩なチーズを生み出し、また今日まで受け継がれ文化として発達をしてきました。

平野が広がる地域では農家単位で小型でソフトなチーズ作りが主で、その土地で消費するにとどまらず、
地の利を生かして都のパリまで運び、貴族の社会で人気を博すチーズも出るほどでした。いっぽう山岳地帯では地域が協力して大型のハードチーズを作り、冬の間の保存食として受け継がれてきました。そして様々な料理にも使われて、生活に欠かせないものとして発達しました。
このように地形や風土の特性を生かしたチーズ作りをすることで多彩なチーズが生まれ、フランスを代表する食文化として今日につながっています。

リヴァロ

フランス北部、ノルマンディーで13世紀から作られてきたウォッシュタイプのチーズです。チーズの周囲に植物の葉で作ったひもが巻かれているのが特徴です。型崩れを防ぐ役割のこのひもは軍服の階級章の「大佐」と同じく5本あるので、大佐の愛称「コロネル」とこのチーズを呼ぶこともあります。もっちりした食感と癖のある香り、深い味わいが調和して、長い歴史を超えて受け継がれてきました。しっかりした赤ワインとお召し上がりください。

フランス ¥1,706/100g  (税込)

コンテ30カ月熟成

ジュラ山脈一帯のフランシュコンテ地方で、大型ハードチーズ作りは1000年以上もの歴史があります。 酪農家→チーズ職人→熟成士の共同作業で出来上がる30kg以上もあるチーズです。 4か月ほどの短期熟成のものから30カ月もの長い間熟成庫で育てられて世に出るものまで、同じチーズなのに多彩な味わいで人々を魅了するチーズです。今月は30カ月熟成のしっかりした旨味とナッツの風味をお楽しみください。 コクのある白ワインと好相性です。

フランス ¥2,030/100g (税込)

今月のチーズは5月31日まで5%offでお買い求めいただけます。

 無くなり次第終了させていただきます。

フロマジュリーミュウは神戸の三宮、旧居留地にあるナチュラルチーズ専門店です。
フランス・スペイン・イタリアのチーズを中心とした約80種類の品揃えでお待ちしております。
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